FREE HUGS(フリーハグズ)とは、YouTubeから広まっている心温まる活動です。なかなか相当する日本語が見当たらないのですが、「hugしようぜぃ!」が個人的にはしっくりきます。簡潔な活動内容は、FREE HUGSというプレートを掲げている人と、自由にハグ(hug:抱きしめる)することができる、というものです。
米テネシー州の超肥満のカップルが、数年かけてダイエットに挑戦し、2人で合わせて計263キロの減量に成功した。見た目も生活もすっかり変わった2人は、家族も増え、幸せな人生になったという。
長い間、超肥満と過食で悩んでいたテネシー州フランクリンのアンディ・ソレルズさん(29)と妻のマギーさん(32)は、オンラインで出会った数年前、体重は合わせて450キロを超えていた。しかし今は、それぞれ約100キロと約64キロに落ち着いている。
マギーさんは心臓病と糖尿病が多い家系に生まれ、27歳の時には医者から、30歳まで生きられないと警告されたという。
しかし、太りすぎで家庭用の体重計では体重が量れず、自分がどれくらいの重さか正確に知らなかったマギーさんが、実際に行動に出るきっかけとなったのは、入院している母親のお見舞いに行ったときだった。
「人生最大のショックは、病院の体重計に乗って、200キロと分かったときだった」と振り返る。
マギーさん同様アンディさんも、数知れないダイエット方法に挑戦したが、いずれも失敗。最も重いときには、230キロにもなっていた。合うサイズの服はなく、母親が作ったものを着ていた。
超肥満が、精神的にも身体的にも、2人を苦しめていた。
アンディさんは、人々から体重のことでからかわれ続け、次第に引きこもるようになっていた。うつ症状に悩まされ、7年間も抗うつ剤を飲んでいた。
マギーさんは反対に、周囲の人々を笑わせるネタに自分の姿を使っていたという。
しかし、「落ち込んで、惨めだった。いつもわたしは、太ったおちゃらけた女の子だったけれど、心の中では悲しかった。そのうち、これは遺伝的なことで仕方がないと思うようになって、これが私の生き方だと考えるようになった」という。
マギーさんは、肥満だからといって、旅行や社会活動を諦めることはなかった。それらが、日常生活を送る上で大切なことになっていたからだ。でも、飛行機に乗るときには延長シートベルトを依頼せねばならず、遊園地ではジェットコースターから降りるように言われたこともあった。
そんな2人が、2002年に結婚した。この結婚を機に、2人は人生を大きく変える決断を下した。それは、減量だった。
結婚の少し前に、マギーさんは友人から、あるダイエット・プログラムを紹介されていた。信仰をよりどころにした減量プログラムだ。神へ気持ちを向かわせることで、食べ物への依存と立ち向かうことを、薬物や悪と戦うのと同様、教えこまれる内容だ。
マギーさんはほとんど、プログラムをきちんと実行していなかったが、結婚してすぐに、アンディさんが他の減量プログラムを始めたことから、自分は信仰をよりどころにしたプログラムに挑戦したという。
「自分と一緒に減量してくれる誰かが、そばにいて欲しいと、いつも思っていた。でも、それはあまり良くないことだと分かったので、自分1人でやらねばと思った」という。
そうこうしているうちに、マギーさんの体重が落ち始めた。
「食べたいものは、何でも食べた。でも、本当にお腹がすいたときだけにして、ゆっくりと食べるようにした。そうしたら、食べるのをやめる時が分かるから」だという。
2003年2月には、マギーさんの体重が減っているのを見たアンディさんが、カロリー計算や低脂肪食品をやめて、食べる量を減らし始めた。
「ダイエット・フードや低脂肪食品ではなく、通常の食事で体重が減っていくマギーを見てしまったので」と話す。
マギーさんの方法を取り入れたアンディさんの体重は、15カ月後には117キロ減った。
アンディさんは、「このプログラムを始めて、人生の見方が変わった。幸せになることは、選べると分かった。憎しみや絶望に満ちた人生か、幸せな人生かは、自分で選ぶこと」と語っている。もう、抗うつ剤は必要ないという。
マギーさんの体重の落ち方は、アンディさんに比べれば、ゆっくりしたものだった。プログラムを開始してしばらくすると、マギーさんは妊娠。残念なことに、妊娠7カ月で流産してしまった。家族や知人など周囲の人々は、流産をきっかけにマギーさんが再び過食に走るのではないかと、心配したという。
しかし、流産の悲しみを乗り越え、減量プログラムを続行。3年後には、136キロを落としただけでなく、娘も誕生。さらに、今年には息子も生まれた。
2人は現在、ネット上で自分たちが成功したプログラムの指導に当たっている。マギーさんは、自分たちの物語を語って、それで誰かの人生が変われば、今までの戦いが価値あるものになると思うと話す。
「人々に、望みはあると伝えたい。いつも、望みを探し続けた人生だった。昔の自分みたいな状況の人に、今の自分を見てもらいたい。それは、その人が目指す未来の姿なのだから」と語った。
・・・・450キロのハグってどないやろう・・・